「ぞえくん、ギャッベの取材に行こう。」
そんな、いきなりのツト君からの誘い…。
「ん?ギャッベって何?キャベツの仲間?」
くらいにしか思っていなかった私…。
そのときの私は、まだ知る由もなかった。
そう…。
素晴らしきギャッベの世界との出会いが、今始まろうとしていることに…!
どうもー。さぬかるライターぞえです。
無駄に壮大な出だしにしてみたのはいいものの、この壮大さを感じさせない平凡な顔。
自分でもこの覇気のなさに驚きました。(個人的にはやる気のある顔で写ったつもりだったのですが…。)
今回はそんな写真写りの悪い私ぞえとツト君の二人、名付けて「チーム貧乏」でギャッベ展にやってきました!
ツト君は「俺は貧乏じゃない!」とかよくわからないことを言って認めようとしませんが、そんなことはスルーで「ギャッベ展」お送りしますよっ!
…え?
「そもそもギャッベってなんなの?」ですって?
大丈夫!そんなあなたのために、ちゃんとウィ○ペディアで調べましたよ!自分が知らなかったわけではなく!
「ギャッベとは、ペルシャ語で目が粗くて毛足が長い絨毯を意味する」(byウィキ○ディア)
なるほどー。要するにペルシャの絨毯か。
「ペルシャ絨毯」って聞いたことあるけど、なんか堅苦しそう…。
などと思いつつも、いざ会場へ。
すると。
おお!?
おおお!?
おおおおお!?
思っていたのとぜんぜん違う!
大きいものから小さいものまで、思っていたよりもビビッとくるデザインがたくさん!
「ギャッベって何?」とか言っててすみませんでした!
これは素晴らしいです!見ているだけで楽しい!
こちらのギャッベ展は「手作り家具工房 すぎむら」さんが開催しているんだそうです!
こんな素敵な世界に出会わせてくれた「すぎむらさん」に圧倒的感謝です!
「むむっ!」
と、突然ツト君が反応!
「これは…!」
おっ!ツト君もそのデザインがお気に入りかい?実は私もそのデザインいいと思って…!
「これはいい手触り!」
そこかよ!
でも確かに作りがしっかりしていることが伝わる、いい手触りでした。
「むむっ!」
「これもいい手触り!!」
お前は手触りソムリエか。
っていうかなにその触り方!ぶれてうまく撮れないじゃないか!
「おお!」
今度はソファの手触りか…。もういいよ…。
「これ、ホテルにあるとテンション上がるやつ…。」
手触りは!?
…とまあ様々なデザインのギャッベとそれとよく合うすぎむらさんの家具により、見ていて飽きない展示会です!
そんな感じでいろいろ見て回っていると、こんなものを発見!
ぞえ「これ、織りかけの絨毯かな?」
ツト「これ、鉄のツメかな?」
そこ!?ってかド○クエ!?
…しかしこのツメ、なにに使うのか予想もつかないなぁ…。うーん…。
と、そこに!
『それは、「シャーネ」というものですよ。』
突然のそんな声!振り返るとそこにいたのは!
「どうも!杉村です!」
そこにいたのは爽やかで、そしてにこやかなお兄さん!
…ん?杉村さん?
「手作り家具工房 すぎむら」
もしかして…!?
…しゃ、社長!?
「はい!」
えええええーーーーーっ!!!
…ということで、おそれ多くも社長自らギャッベの作り方について説明してくださいました!
これらの染料でウールを染色して。
張ってある縦糸に、染色したウールを結んで。結んで。ひたすら結んで。
さっきのツメで叩いて絨毯に寄せる!
この繰り返しだそうです。
「カシュガイ族」というイランの遊牧民の絨毯の作り方だそうですが…。
これ、「縦糸に何度もウールを結ぶ」っていうのを考えると、もしかしてスーパー地道でハイパー手間のかかる作業なのでは…!?
ちなみに日本で主流の織り方は縦糸と横糸で作る「平織り」で、この織り方は「閉鎖形左右非均等結び」というそうですよ。よくわからないけどかっこいい!
そして、「ぶっちゃけ長いな…。」と思ったら「ペルシャ織り」でいいそうです。覚えやすい!
丈夫で質が良く、何十年ももつそう!すごい!
話を聞いていてなによりもすごいと思ったのは、ギャッベを買うために社長自らイランまで行って、直接買い付けること!
なみなみならぬこだわりを感じます!
もっと社長のお話を聞きたいところではあったのですが、社長はお忙しいお方だったのでお話できたのはここまで。残念…。
もしかしたら「社長のお話が聞き足りない!」というツト君が後日インタビューをするかもしれませんが、それはまた別の話。(次回へのフリです)
いやー!社長の話も聞けて勉強になったし、なにより楽しかった!
ギャッベにはたくさんのデザインがあって、一つ一つが素敵なので、本当に見ていて飽きないです!
このデザインなんていいですよね!
(私のおなかが出ていることは気にしないでくださいね。私のおなかの写真写りが悪いだけです。)
…しかし、ここまでレポートしてきたギャッベを見ていて、通販番組に出てくるおばちゃん並に、私たちは思った。
そう。
「でも、お高いんでしょう?」
というやつ!
というわけで見てみましょう!気になるお値段は!
うわあああああああああああああああ!!!!!!!!!
ひゃくじうごまん…。その高すぎる戦闘力に、私たちはなすすべもなく吹き飛びました。
私たち「チーム貧乏」には、消費税を払うことすら厳しい金額でした。orz
しかし!
私たちが取材している間にも、購入を決めていらっしゃる方がたくさんいました!
実際は大きさや柄によって値段は変わってくるので、いわゆる「ピンからキリまで」でしたが、それでもすごいです。
私もいつか、こんな素敵な絨毯を買えるようになりたいものです!
さぬかるが莫大な恩恵によって、もうかるようになったらね!(先週のことをひきずっている)
というわけで先ほども書いたように、次週は「私、気になります!」となったツト君による杉村社長へのインタビュー記事です!お楽しみにっ!