こんにちは、副編集長のシロです。
今回は、「副編集長シロの小説談義」ということで、
副編集長シロがおすすめの小説をいろいろ語っていきたいと思います。
一応連載ということで、これからぞくぞく語っていきたいとおもいますが、
今回は、第一回なので、1月31日に映画が公開されました「ジョーカー・ゲーム」です。
亀梨和也さんやら伊勢谷友介さんやらそうとうな役者さんが揃っているみたいで、
楽しみなところですが、今回は原作の「ジョーカー・ゲーム」についてです。
タイトル:ジョーカー・ゲーム
作者:柳公司
映画公式HP:http://www.jokergame-movie.com/index.html
ボクも柳公司さんの作品は大好きで、さまざまな作品を読んできましたが、
なかでもこのシリーズはワクワクが止まりません。
ミステリーの中でも、刑事ものとか、犯罪ものとかというのは多くありますが、
本作品のメインはなんといっても「スパイ」です。
健全な男子たるもの「スパイ」と聞いてワクワクしないわけにはいきません。
綿密でかつ壮大なストーリーは言わずもがなですが、
なんといっても カッコイイわけですよ。
とは言いつつも世界観の完成度は素晴らしいですし、
どっぷりつかって柳公司ワールドを堪能できる作品です。
戦前の日本、陸軍のとある中佐が謎のスパイ養成機関「D機関」を設立し、
そんなD機関で訓練された訓練生たちの活躍を描いた壮大なストーリー。
戦前の日本ですから、スパイなんて姑息なと蔑まされながらも、
敵味方を騙しに騙し、見る見る成果を上げる場面は、痛快!!
誰が見方で、誰が敵なのか、どこからフェイクだったのか、どこまで事実なのか、
もうなにを信じて何を疑えばいいのかもわからない状況で
技術と知識で敵を出しぬく展開はスパイミステリーの醍醐味ですよ。
痛快なアクションでもあり、騙し騙されの巧妙なミステリーでもあり、
読み終わったときの爽快感をぜひとも味わってください。
ホントはいろいろ書きたいのですが、なんといってもスパイものですので、
ネタバレしないように、今回はこの辺で。
ぜひとも「ダブル・ジョーカー」、「パラダイス・ロスト」をまとめて 一気読みしてください。
ぜひぜひご一読を。
ではでは。